6歳の女の子が一人でいたらどうしますか?公平を訴えるUNICEFが映像に収めた悲しい真実
こちらはユニセフ(UNICEF)が「公平性」をテーマとした基幹報告書『世界子供白書2016』の一環で制作された映像です。6歳の子役Ananoちゃんが一人で立っていると周りの大人たちはどのように対応するのかを隠れて撮影するというもので、実験を開始すると次々に周りの大人たちは「どうしたの?」と声をかけてくれます。次にAnanoちゃんの顔にすすを塗り汚れた服に着替えて同じ状況を作り出します。すると、先ほどまでは優しく声を掛けてくれていた大人ですが…
子役のAnanoちゃんは演技にも関わらず周りの大人たちの対応に悲しくなり泣き出してしまいます。ユニセフのホームページには『世界子供白書2016』について以下の通り記載されています。
すべての子どもたちは、人生において公平な機会を得る権利を持っています。しかし世界では、何百万人もの子どもたちが、世代を超えて継承される格差から抜け出せずにいます。それはつまり、子どもたちの未来、延いては社会の未来が危機に晒されているということなのです。
UNICEF世界子供白書2016
日本に暮らしているとあまり感じることはないかもしれませんが、世界には実際にこのような思いを日々している子供たちがいるのが現実です。自分には無関係なことだとは思わず少しでも私たちに何かできることがないか一度考えてみては如何でしょうか。
もし6歳の女の子が一人でいたらあなたはどうしますか?
Ananoちゃん6歳、子役
一人で広場に立つAnanoちゃん
次々に大人たちが「どうしたの?」と声をかけます
Ananoちゃんにメイクを施し見た目を変えます
すっかり汚れたホームレスのようになるAnanoちゃん
きれいな恰好をしていた時は心配して声を変えてもらえましたが、今回は誰も声をかけてくれません
次はレストランだとどうなるか試してみます
やはりきれいな恰好をしていると次々に周りの大人たちは声を掛けてくれます
そして再びAnanoちゃんの見た目を変えてみます
大人達はあっちに行け!とAnanoちゃんを追い払おうとします
ついにAnanoちゃんは泣き出し、その場から走り去ってしまいました
Ananoちゃんの気が動転したため、ここで実験は中止となります
Ananoちゃん:顔がすすだらけで、服が汚れていたからね。あっちに行けと言われてとても悲しかった…
世の中には毎日追い払われている子供たちが大勢いると想像してみてください
<見た人の反応>
本当に心が痛い…
子供は子供だよ、平等に扱わなくてはいけない。もちろんストリートチルドレンが生まれる状況を許してはいけない。
これは本当に悲しい、そして残念ながら現代社会の事実だと思う
くだらないことばかり取り上げているメディアはもっとこういう話を取り上げるべきだ!
ある国では子供を詐欺に利用している、お金を渡したとしても悪い大人に奪われてしまうこともあるんだ。
Ananoちゃんが泣き出したとき本当に胸が痛んで悲しい気持ちになったわ。