世界の美しさに感動、初めて色を見た色盲の兄弟
アメリカ合衆国カリフォルニア州に住む兄弟のJimmyさんとJaceさんは、二人とも生まれながら色盲(色を正しく認識できない視覚障害)でした。彼らは赤・緑・オレンジの区別がつきません。以前こちらの記事でも紹介しましたEnChroma(エンクロマ)と呼ばれる、特定波長をカットして3原色を強調することにより色認識を助けるサングラスを初めて着けた際の感動映像です。
涙を流す彼らの反応から、色を正しく認識できることがどれだけ特別なことだったのかがよく分かります。医療・科学の進歩がここまで人を幸せにすることがあるのは素晴らしいことですね。
オレンジ色の風船を指さし「これ何色?」と聞くJaceさん
その後お父さんが「一番上の風船(緑色)は何色?」と尋ねたところ「むしろそれがオレンジに見えるよ」と答えます
Jimmyさんが持っているのは新品のエンクロマ、袋から取り出します
そして初めてそのサングラスをかけるJimmyさん
周りを見渡すと…
何も言わず、泣き出してしまいます
感激のあまりお母さんが何を聞いても反応できません
ハグする二人
次はJaceさんがサングラスをかけます
涙が込み上げてきて言葉がでません
「すごく鮮明だよ…すごく違う」
周りの人も思わずもらい泣きしてしまいます
初めて色を見る二人に、色を教えるお父さん
床に落ちているゴミを拾い上げ「初めての黄緑だね」と
<見た人の反応>
本当に泣ける。色盲がどのような感じか分からないけど、彼らの反応が物語っているね。
彼らはこの世界がどれだけ美しいかということを証明してくれたね。だけどいわゆる健常者は慣れてしまって気にも留めなくなってしまっているのだね。
この映像は本当に感動的で涙が出ました。この素晴らしいメガネを近い将来全ての色盲の方が着けられるようになるといいですね。本当に素晴らしい科学技術の結晶だと思います!
5年生の時に幼稚園の手伝いをしたことがあったのだけど、その中にクラスの中でもお行儀のよい子がいたんだ。その時は園児たちは描いた木に色紙を張り付けるという図工をしていたのだけど、その子がオレンジ色の紙だよといって赤い紙を持ってきたんだ。改めて持ってこさせるとその子が「これオレンジ?」と聞くから「いやそれは茶色」と答えた。既に幼稚園に通っている子が色が分からないなんて?と驚いていたら先生が「あの子は色盲なの」と教えてくれた。あーなんてこった!私は手助けが必要か聞くと小さな声で「うん…」とその子は答えた。一緒に色紙が入った瓶を取りに行ったところ、色が分からないことが恥ずかしくて泣いていたんだ。本当に胸が締め付けられたよ…その子のために色紙一つ一つに文字で色を書いてあげたところ、出来上がるころには本当に誇らしそうだった。こういう動画を見るといつもその子のことを思い出すよ、このメガネをあの子も着けられるといいな。絶対に人生が変わるはずだよ。
若い男性が泣くというのはあまり見る光景ではないわ。これがどれだけ特別なことだったかがわかるね。
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