お爺ちゃんの愛が隠されたクリスマスのお葬式(ドイツCM)
ドイツ北部、ハンブルクに拠点を置くディスカウントスーパーマーケットを統括するEDEKAグループのCMです。EDEKAグループがこのCMを投稿するとたちまち話題となり、わずか5日の間にFacebookで「30万いいね」と「50万シェア」、またYouTubeでは2千万再生を記録しました。(現在は6千万回以上再生されています)
その日、家族みんなが集まるクリスマスをお爺ちゃんは楽しみにしていました。しかし子供たちは仕事が忙しいと誰一人帰省することはなく、孫の顔も見ることのできない寂しいクリスマスを一人で過ごすことになってしまいました。
その翌年のクリスマス、相変わらず仕事が忙しそうな子供たちの元へお爺ちゃんが亡くなったと知らせる連絡が入ります…
クリスマスの日、家族と過ごすため買い物を済ませ家へ帰ると子供から留守電が入っていました
録音された娘の声「電話したのは今年のクリスマスは帰れそうにないからなの。だからまた来年ね、約束するわ。メリークリスマスパパ」
近所の家族が集まっているのを見て物思いにふけるお爺ちゃん
いくら待っても誰一人来ることはありませんでした…
シーンは翌年のクリスマスに移ります
相変わらず忙しそうな子供たちの元へお爺ちゃんが亡くなったと知らせる連絡があります
父を亡くし悲しむ子供たち
深い悲しみの中、お葬式に参加するため集まる家族
家の中に入ると、誰もいないはずの家のテーブルがきれいにセットされています
するとその時…
なんと亡くなったはずのお爺ちゃんが奥から出てきました!
「こうでもしないと家族で集まれないだろ?」
思わず泣き出す娘と、まさか会えるとは思っていなかったお爺ちゃんに会うことができて「おじいちゃん!」と嬉しそうに抱き着く孫娘
今年のクリスマスは家族みんなで集まることができました
“zeit heimzukommen. = おうちに帰ろう。”
少々過激なやり方ではありますが、本当に大切なものを家族に気づかせてくれたお爺ちゃんの愛のある嘘でした。どれだけ忙しくても家族と過ごす時間は大切にしたいですね。
<見た人の反応>
今まで見た中で一番グッとくるCMだった。本当に素晴らしい
低評価をつけたやつはきっと競合他社のやつだけだ
これ以上の広告はないと思う
少なくとも一年に一回は見ようよ。とても大切なメッセージだ!
お爺ちゃんにもう会えないと思うと本当に悲しいよね。
家族CMで俺が泣くなんて…監督にオスカー賞をやってくれ!